平成25年度 第三回研究例会(終了)

1.日 時  平成26年2月6日(木)午後2時〜午後5時
2.会 場  東京都立江北高等学校
          〒120-0014 東京都足立区西綾瀬 4-14-30
          電話 : 03-3880-3411 ファクシミリ : 03-3880-6755
          交通:東京メトロ千代田線綾瀬駅徒歩10分, 東武スカイツリーライン五反野駅徒歩15分, つくばエクスプレス青井駅徒歩7分
3.内 容
        14:00 受付開始
        14:20〜15:10 公開授業 「時事問題」(1年『現代社会』)
                    東京都立江北高等学校 教諭 伊藤昌彦 先生
        15:20〜15:35 公開授業についての研究協議
        15:35〜16:55 講演 「高校改革の動向と高大接続の在り方」
                    東京都立三田高等学校 校長 及川良一 先生
        16:55〜17:00 事務局連絡

    ※事前申し込みの必要はありません。
    ※参加には年会費が必要です。未納の方は会費2,000円を当日ご用意下さい。(学生・院生は無料)
    ※都立高校教員に限らず、国私立、近県の先生方にもご参加いただいています。
    ※公民科教育に関心がある学生、教員志望の学生にもご参加いただいています(学生・院生は無料)。
    ※当研究会は東京都教育委員会認定の研究推進団体です。都立学校教員は研修出張で参加できます。
    ※お問い合わせ先:東京都高等学校公民科「倫理」「現代社会」研究会事務局
            東京都立産業技術高等専門学校荒川キャンパス 和田倫明
            〒116-0003 東京都荒川区南千住8−17−1 TEL:03-3801-0145 FAX:03-3801-9898
            E-mail mwada@gakushikai.jp URL http://www.torinken.org/ 

■公開授業の概要■(伊藤昌彦先生より)
 テーマ設定は、「時事問題」はまさに現代社会の教材にふさわしいと思われるが、それをいかにして扱ったらよいか、また扱う際の公正、中立はどこにあるのかという問題意識に基づいている。授業のねらいとして、生徒には、時事問題の理解にはさまざまな視点とさまざまな力が求められることを実感させ、問題を冷静に検討させ、あるべき方向を探らせたい。
■講演講師紹介■
  昭和53年 公立学校教員(都立荒川工業高等学校)
  平成15年 東京都立向島工業高等学校長
  平成19年 東京都東部学校経営支援センター副参事
  平成21年 東京都立三田高等学校長(現在に至る)
  平成24年 全国高等学校長協会会長 全国普通科高等学校長会理事長 中教審臨時委員
■講演内容について■(及川良一先生より)
 昨年、教育再生実行会議が第四次提言「高等学校教育と大学教育との接続・大学入学者選抜の在り方について」において、大学入試センター試験に替わるものとして「達成度テスト」の創設を提言し、具体的な制度設計については中教審に議論の場に移っています。提言に示された大学入試制度改革は、高校教育の在り方、大学教育の在り方の大転換を伴うものです。現場には、唐突な感じが溢れているだけに、改革は容易なことではないでしょう。今なぜこのような改革が迫られているのか、その背景についてこれまでの高校改革の動向や大学教育の現状に触れながら迫り、高大接続の在り方について私見をのべさせていただきたいと思います。また、できれば倫理教育の可能性についても言及できたらと思っています。


平成25年度 冬季研究協議会(終了)

1 日時:12月27日(金) 13:30〜17:00

2 場所:首都大学東京秋葉原サテライトキャンパス会議室A・B
       東京都千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル12階1202室
       (JR秋葉原駅 電気街口改札出て右 徒歩1分)
*オフィスビルのため当日会場案内等を貼りだせません。エレベータで12階においでいただき、案内表示を見てお越しください。
*地図はこちら、フロア案内はこちらでご確認いただけます。

3 内容
    (1)13:30〜15:10 読書会:デューイ『学校と社会』
          レポーター 松島美邦 先生(山崎高校)
          ・レポーターからのお知らせはこちら
          ・事前にお読みいただけなかった場合でも、どうぞご参加ください。
    (2)15:20〜17:00 実践交流会
          ・授業や試験のプリントなどを持ち寄って、日常の授業実践の交流を図ります。
          ・配布資料は40部程度、当日はコピー等の使用ができませんので、あらかじめご用意ください。
          ・プリントなしの参加、学生・院生の実習や研究のレポートも歓迎します。


平成25年度 第二回研究例会(終了)

1 日時:平成25年11月22日(金)午後2時〜午後5時30分

2 会場:東京都立国分寺高等学校
      〒185−0004 東京都国分寺市新町3丁目2番地5
      Tel 042−323−3371  Fax 042−325−9833
      交通 JR国立駅北口1番乗場より「戸倉循環」バス富士本三丁目下車
         JR国立駅北口3番乗場より「北町公園行き」バスで「国分寺高校入口」下車
         西武線恋ヶ窪駅より「戸倉循環」バスで富士本三丁目下車
      (詳細はhttp://kokubunji.sakura.ne.jp/contents/guide/address/address.htm参照)

3 内容:
    13:00 受付開始
   (13:20〜14:10の5時間目の授業も見学できます。6時間目に続きます)
    14:20〜15:10 公開授業「現代の企業」(2学年「現代社会」)
          東京都立国分寺高等学校教諭 西尾 理 先生 
    15:10〜15:25 休憩
    15:25〜15:45 公開授業についての研究協議
    15:45〜17:15 講演「〈社会〉と〈倫理〉の学びほぐし――公民科教育と倫理学研究のアーティキュレーションを通じて」
          東京大学大学院教育学研究科教授 川本隆史 先生 
    17:15〜17:30 事務局連絡・閉会

■公開授業の概要■(西尾理先生より)
 企業の仕組みをオーソドックスに授業する予定です。授業の進度により,変更の余地あり。 ■講演講師プロフィール■(川本隆史先生より)
 1951年、広島市西区生まれ。「団塊世代」に遅れて育った「高校暴動」世代の一員。1975年、東京大学文学部倫理学科卒。1980年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程を単位取得退学。1997年、東京大学より博士(文学)学位取得。跡見学園女子大学文学部、東北大学文学部を経て、2004年度より東京大学大学院教育学研究科の教員。専門は社会倫理学と応用倫理学。
 NHKラジオ第二放送「通信高校講座・現代社会」講師を10年以上務め、『現代社会』教科書(教育出版)を分担執筆した。NHK総合テレビ番組「Q〜わたしの思考探究〜」や教育テレビ番組「白熱教室JAPAN」にも出演している。
 ジョン・ロールズとキャロル・ギリガンから受けた衝撃をバネにして、正義とケアを兼ね備えた社会のあり方を構想するのが主たる問題関心。
 主著『現代倫理学の冒険』(創文社、1995年)、『ロールズ:正義の原理』(新装版、講談社、2005年)、『共生から』(双書・哲学塾、岩波書店、2008年)。翻訳(共訳)に、ジョン・ロールズ『正義論〔改訂版〕』(紀伊國屋書店、2010年)ほかがある。
■講演内容について■(川本隆史先生より)
 半世紀を超える地道な活動実績を有する、都倫研の研究例会に再度のお招きをいただいた。記録によれば、前回の招聘は1992年度の第四回研究例会であり、「現代社会と倫理」と題してお話ししている。その後も全倫研第33回全国研究大会(1996年7月30日)の講演を仰せつかったり、日本倫理学会の共通課題やワークショップにおいて、中等教育と関連するテーマを企画・運営するなど、私なりに高校公民科教育とのアーティキュレーション(接合・連携)を続けてきたつもりである。
 今回はそうした初心を振り返りながら、「社会」と「倫理」の学びほぐし("unlearn"という動詞に鶴見俊輔氏が与えた絶妙の訳語!)を会員の皆さまがたの前で精いっぱい演じてみたい。「社会」を「よりましな暮らし向きの対等な分かち合いを目指す、協働の冒険的企て」(『正義論』第1節)と再定義したジョン・ロールズおよび熟語「倫理」の原義(「仲間とのつき合い方の見事さ」もしくは「美しい人間模様」)の助けを借りることにする。
 イントロを兼ねて、シンガーソングライター川嶋あいさんと「幸せを感じる社会とは」をめぐってトークしたテレビ番組(「Q〜わたしの思考探究〜」2011年2月19日放送)のさわり≠お目にかけようと目論んでいる。


平成25年度 夏季研究協議会(終了)

1 日時:8月26日(月) 14:00〜17:30

2 場所:東京都立立川高等学校

3 内容
    (1)14:00〜15:40 読書会:ニーチェ『悲劇の誕生』
               レポーター 佐良土 茂 先生
        *読書会についての詳細はこちら(注意:内容は昨年度のものです)。
        *テキストなどレポーターからのお知らせはこちら

    (2)15:50〜17:30 実践交流会
        *授業プリントなどを持ち寄って、日常の授業実践の交流を図ります。プリント40部程度ご用意ください。
        *プリントなしの参加、学生・院生の実習や研究のレポートも歓迎します。


平成25年度 都倫研総会ならびに第一回研究例会(終了)

1 日時:平成25年6月3日(月)14:15〜17:00(14:00受付開始)

2 場所:東京都立三田高等学校 〒108-0073 港区三田1-4-16
    (JR田町駅15分、都営三田線芝公園駅7分、都営大江戸線赤羽橋駅5分ほか)

3 内容:
  (1) 平成25年度総会
  (2) 平成24年度研究活動の総括及び平成25年度研究活動について
  (3) 講演「公民科教育の課題と今後の在り方について」 帝塚山学院大学教授 工藤文三 先生

◆講演講師プロフィール◆
工藤文三(くどう ぶんぞう)昭和25年生まれ。一橋大学経済学部卒。東京都立高校教諭を経て、平成2年国立教育研究所主任研究官、公民教育研究室長、国立教育政策研究所教育課程研究センター基礎研究部総括研究官、初等中等教育研究部長を経て、平成25年4月より帝塚山学院大学教授。都立高校在職時に都倫研、全倫研の事務局を担当。 著書に『高等学校新指導要録と学習評価の工夫・改善』明治図書、『新教育課程下で進める学校評価の取り組み』(編著)教育開発研究所、『公民教育事典』(共著)日本公民教育学会編 第一学習社、『小学校・中学校新学習指導要領全文とポイント解説』(編著)教育開発研究所、『校長・教頭の授業観察・面談ハンドブック』(編著)教育開発研究所、『新時代を拓く社会科の挑戦』(共著)日本社会科教育学会出版プロジェクト編、第一学習社、『学力を育てる“教師力”の向上』(編著)教育開発研究所他。
◆講演内容について(工藤文三先生より)◆
変化する社会に生きる生徒に求められる資質や能力について、どのように考えればよいのか、教育課程における公民科教育の役割はどこにあるのか、中等公民教育のカリキュラムの在り方をどのように構想すればよいのか。これらの問題意識に基づき、主に次の視点から公民科教育の課題と今後の在り方について考察していきます。ア.社会の変化と公民科教育の在り方、イ.公民科のカリキュラム構成の在り方、ウ.小・中・高の円滑な接続と一貫性について、エ.高等学校における道徳教育と公民科教育、オ.社会についての見方や考え方の育成と「幸福」「正義」「公正」、「対立と合意」「効率と公正」、カ.その他

4 年会費 2000円(当日受付)